ハイテク英語学習法


英語とインターネット

利用の仕方で大きく差がつく

Changi Airport 011 - コピー.JPGインターネットで、私たち日本人と英語の関係はどのように変わったのか。また本当の意味で、英語習得のために十分活用されているのだろうか。




インターネットと英語学習というと、Eラーニングを思い浮かべる人は多いだろう。でも、このサイトではそういったものは扱わないようにしている。あえて僕が言わなくても、すでに十分宣伝もされているし認知度もあるからだ。

Eラーニング的教材は、便利ではあるが、既成の教材を電子版に置き換えただけだ。インターネット登場とブロードバンドの普及が日本人の英語習得にもたらすものは、こんな程度ではない。Eラーニングなど、まだほんの序の口である。

もっと重要なのは、良くも悪くも英語が一般日本人の家にまで侵略してきていることである。



「英語が土足で家の中まで」

6~7年前に、親しい友人から電話がかかってきた。どうしたのかと効くと、「なんか怪しいEメールが届いたんだが、全部英語で書いてあって分からない」と、かなりあわてた様子。とりあえず彼にそのメールを転送してもらった。それには以下のようなことが書いてあった。




 Delivery to the following recipient failed permanently:

 nxxxxx@xxx.co.jp


Technical details of permanent failure:
xxxx tried to deliver your message, but it was rejected
by the recipient domain. We recommend contacting the
other email provider for further information about the
cause of this error. The error that the other server 
returned was: 550 550 5.1.>... User unknown (state 14).




Eメールを普段から使っている人ならもうおなじみのメールエラー通知だ。
彼は確かその数日前に、ビックカメラでけっこう高価な電子辞書を購入したばかりだったはず。この程度の英語なら、ちょっと辞書を引けば分かるだろうに・・・、と一瞬思ったが、一応内容は教えてあげた。彼は「なんだそんなことか」とほっとしていた。

こんな感じで、現代では、日本国内にいて英語を避けようとしても、英語のほうからこちらの家の中まで侵入してきてしまう、いわば「英語が土足で家の中まで上がってくる」時代となったのだ。

この現実を受け止めざるをえない。それだけでなく、積極的に利用することが、日本人の生活を豊かなものにするキーだと思う。


物と情報の大量流入

かつては、個人でものを輸入するのは大変だったが、今ではインターネットを通じて、気軽に海外から何でも欲しい物を買うことができる。そういったネットワークを通じて個人で商売を始める人もいる。

僕自身、Amazonはじめ、海外サイトで買い物をすることが少なくない。洋書は日本で買うよりずっと安い。音楽CDも、日本で2,500円のものが、10ドル程度で売っていたりする。映画のDVDもずっと安いし、発売時期も早い。
物によっては輸出規制のため買えないものもあるが、国内だけより、ずっと選択肢が広がることは間違いない。

選択といえば、情報の選択についても言える。 日本人はとかく画一的にものを考えがちなので、外からの視点を得ることも重要であると言われている。

これまでなら、外国の雑誌を入手して、そこに書いてある内容を紹介する、あるいはまるで自分が見聞きしてきたように記事にすればジャーナリストとしてやってゆけた。それは海外発の情報を輸入するのがコスト的にも時間的にも大変だった時代。
今なら、日本の新聞より、BBCニュースとか海外メディアを見聞きしている個人のほうが先にニュースを知っているということも起こる。

時間には限界があるから、日々流れてくる最新情報をすべて追っているわけにはいかない。特にインターネットの情報は玉石混合といわれる。しかし、情報ソースに選択しが広がるというのは、絶対に良いことだ。



英語学習にインターネット必須

最近まで僕は、英語学習の「三種の神器」として、衛星放送(ケーブル含む)・ポータブルプレイヤー、インターネット(のつながるPC)を挙げていた。スカイパーフェクTVなどを通じて常時英語を聞く環境を作り出し、ポータブルプレイヤーで、教材にしろ何にしろ英語をどこでも気軽に聴けるようにし、インターネット上の英語情報でそれらを補完するというのが主旨だった。

ところが、それは今や、衛星放送、ケーブル放送すらあまり必要ない状況になってきている。

実は僕自身、ここ数年間、衛星放送の無い生活を続けている。自分の住むところにケーブルが引かれておらず、東向きに建っているため、衛生受信できなかったためだ。 それ以前の十数年間は、毎日ニュースやドラマなど衛星放送無しでは済ませられない生活をしていたので、最初は心配だった。

それが、今では、テレビのニュースはインターネット経由で様々なテレビ局や報道機関のビデオを24時間見られるし、BBC world service などをインターネットラジオを流して聴くこともできる。iPhone を使うと、そのインターネットラジオ放送を車の中など外に持ち出して聴くこともできる。 ニュースだけでなく、バラエティ番組なども見られるようになってきた。個人的に好きな「The Daily Show with Jon Stewart 」も、HDクオリティ映像でまるまる見られるようになった。
Youtube などを利用すれば、テレビがなくとも、そうとういろいろ楽しめる。

ある程度のレベルまで、英語力をつけたり人なら、英語サイトに限ったインターネット閲覧は、時間の無駄ではないと思う。

全国民が横並びで全員こうしたインターネット環境を持たない時代ならやむをえなかったが、英語学習に積極的にインターネットを使う人が多くなればなるほど、使わない人は遅れを取ることになる。

英語のように習得に時間がかかり、環境も左右するようなものの習得には、使える物は何でも使うようしたほうがいいのは間違いない。



だれでも英語情報発信できる時代


インターネットは、情報インプットだけのものではない。EメールやチャットでWeb 2.0 といわれるように、こちらからも情報発信ができる。Facebookやtwitter などを利用している人も多い。

「英語学習に役立つサイト」なので、英語の話に戻ると、英語メディアを利用できる程度の英語力さえあれば、


英語を話す国に暮らしている日本と日本で英語を勉強している日本人との英語環境格差は、かつては天と地の開きがあった。だからこそ、松本道弘先生のように、「日本から一歩も出ず、ネイティブ並の英語を身につけ同時通訳にまでなった」ということで一斉を風靡するような現象も起こったわけである。

今だと、海外に住んでも、(外国人の)家族や仲間とたわいのない話をして、新聞も読まず、まともな本も読まず・・・という生活を送っている人より、日本にいてインターネットで英語のニュースサイトをよんだり、BBCなどのクオリティの高いテレビやラジオ番組を見たり聴いたりしているほうがきっと英語力がつくだろう。

インターネットは、日本人を、受動的に海外からの情報を受け取って英語理解力を高めるといういわゆる「単なる学習」の段階から先のステージを導くことになった。

インターネット環境さえあれば、日本の自宅にいながらにして、海外の人と気楽にEメールを交わしたり、チャットを楽しんだり、インターネット上のフォーラムで意見を出し合うなど、英語を使う機会も与えてくれている。

「なんとなくできた方がいいみたいだから、とりあえず勉強してみよう」という程度の動機では続かないし、もし身につけたとしても宝の持ち腐れだ。人によっては時々海外旅行にいく程度で、ごく簡単なフレーズを使うにとどまる。

それが、これからは、海外で知り合いができたりすれば、そのあとEメールやスカイプなどのビデオチャットでいつでも連絡がとれる。気が合う仲間になれば、日本国内の友人より親しくなるかもしれない。

仕事上で海外業務に携わる人にとっても、今まではEメールでのやりとりと、ごく一部の選ばれた人だけがたまに海外出張するだけだったのが、最近ではテレビ会議システムが普及したため、より多くの人たちが英語で実際に会話する力を求められるようになった。

この先、企業の海外進出、人の交流、外国人の受け入れなど、どこまで国際化が進むのか、想像もつかない。「そんなバーチャルな世界の話ばかりするけど、物理的には、海外なんて遠いじゃないか」という人もあるだろう。

ちょっと先の話をすると、2025年ごろになると、宇宙航空研究開発機構が研究中の超音速旅客機が完成し、東京ーロサンゼルス間の移動時間が、なんと2時間(!)に縮まるという。よほど高齢の人でなければ、こうした近未来の現実を目の当たりにすることになる。

「ちょっと日帰りでシンガポールへ行って買い物してくる」といった時代の到来も近い。
インターネットは、そんな世界を一足先に情報伝達の世界で実現してしまった。これを英語学習のツール、動機付けのために、今よりもっと有効に活用できるのではないだろうか。


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