英語学習全般

英会話は一日10分音読で身に付く

・英会話授業では「学ぶ」ことはできても身にはつかない
・英会話修得はスポーツ技能修得と同じ要領
・音読1日10分で英会話マスターできる


英語はレッスンで間違い指摘されても矯正できない?

「英語レッスンを受けているけど、なかなか思うように上手く話せるようにならない」とか、「そこそこまで話せるようになったけど、そこで伸び悩み」という方向けのお話しです。

英会話レッスンを本当の意味で役に立てるためには、実はある程度の自主練習が必要です。有名な某英会話学校のトップの方も、ネイティブスピーカーを含めた講師陣に「レッスンで習ったことを本当に身につけてもらうために受講者に音読を奨励するように」と研修会で伝えているという話を聞いたことがあります。

ネイティブスピーカー講師による英会話が人気がある理由は、やはり講師が自分の英語の間違いを指摘してくれる点が大きいと思います。単に勘違いして使っていた単語とか、決まり文句の場違いな使い方など、一度指摘を受ければ「あ、なるほど」と納得して、次からわりと簡単に自分で言い間違えないようにできる事項もあります。ただ(これがある意味、英会話習得に一番大切な要素ですが)いつまでたっても定着しないのが文法・文型の間違いです。

三単現の-sとか、過去形-ed、動詞の不規則変化、完了形など時制の使い分けの間違いなど、単純なことですが、何度してきされても、次に同じ間違いを繰り返すといわれています。(実際にそうでしょう)

なぜか?それは、運動神経として、自動的に口がそのように動くようにまで訓練されていないからです。

それを直すには、一人で地道に英文音読を繰り返すしかありません。もう一つ方法があるとすれば、英語圏に暮らして、よほど意識しながら何千時間の不自由なスピーキング時間を耐えるぐらいしかありませんが、ほとんどの日本の英語学習者にとって、それは無理でしょう。

小さな子供が言葉を覚えてゆくときも、母親、あるいは周りの大人から不完全な発話センテンスを何度もしてき受けます。それでも間違いを繰り返し、そのたびにまた母親に直される。同じセンテンスを何百回となく繰り返し話す内に、やがてしっかりとその言葉を話すことができるようになります。それに要する時間たるや、何百、何千時間単位のはずです。

「話せる」というのは、「脳の指令と体、つまり口の動きの自動化」、つまり意識することなく自然に反射的に話せる状態になることです。

素の状態から覚える言語ですらそうなのです。ましてや既にある言語を習得してしまっている大人が、英会話レッスンと称し、言語として根本的な間違いを1回や2回指摘されて、それで一発で矯正できることはまずないでしょう。上記で述べたような間違いほどその傾向があります。


英会話習得はスポーツ技能修得と同じ原理で

指摘を受けるような根本的な間違いを直し、正しく話せるようになるには、何百回単位での反復練習が必要です。

ある英会話の先生から「スポーツ選手って、意外と語学上達が早いんですよ」という話を聞きました。なぜでしょう?それは彼らが「正しい動きを覚えるにはひたすら反復練習を繰り返すしかない」ということを身をもって知っていて常にそういう態度で臨んでいるからです。

考えてみると、たとえば野球やゴルフでコーチから「ちょっと右肩が下がっている」「体が開きすぎ」とかフォームについて指摘を受けたとします。「はい、わかりました」と一発でフォームが治って次から正しいフォームで打ったり投げたりできれば苦労は要りません。練習なんかしなくていいです。でも現実は、スポーツ選手というのは一つの動作を何度も繰り返します。野球など、日々の何百、何千回という素振りはそのために行います。

人間、大人になると、時間がかかるし馬鹿らしくなって、なかなか単純なことの反復練習というのができなくなります。

特に会社で働く人は、常に時間に追われて「同じ間違いを繰り返してはならない」とう意識もあり、何でも少ない回数でマスターするというのが常識になってしまっているからでしょうか? でも、語学修得にはある程度の時間投資が避けられません。

スポーツの例えに戻ります。野球のバッターが、ボールが飛んできて、頭の中で「右肩を10度下げて、ワンテンポ置いて腕を振って・・・」などと考えてプレーする選手はいません。瞬時に反射的に体が動くようになっていなければダメですよね。英会話も同じです。毎回、「主語がhe だから動詞に-s つけなければ・・・」などと考えながら話しているうちは流ちょうに話せません。ですから、本当に上達するには、やはり反復練習を繰り返すしかないようです。


素振り毎日10分から始まったイチローの偉業

野球といえば、数々の大記録を打ち立てたイチロー選手の言葉を紹介しましょう。ある記者が、こんな質問をしました。
「いままでに『これだけはやった』といえる練習はありますか?」
イチロー選手はこう答えたそうです。
「僕は高校生活3年間で、1日たった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが自分が誰よりもやった練習です(*)」

日米で球史に残る活躍をした偉大な野球選手も、その一歩は「一日10分の素振り」から始まったということです。

英語の音読は、おそらく毎日何時間単位でするような事ではないと思います。たった10分でも毎日繰り返せば、誰でも必ず流ちょうに英語を話すことができるようになります。

毎日机に向かって何時間も勉強しようと思うと憂鬱になるかもしれません。第一そんな時間を取ることはなかなか難しいでしょう。では一日10分だけならどうでしょう? たった10分の時間が取れないのは忙しいのではなく、単なる言い訳、と言い切れると思います。全ては習慣づけですよね。

「寝る前に歯を磨かないとなんだか気持ちが悪い」とか「朝、顔を洗わないと変な気持ちがする」といったことと同じように「英語の音読し忘れると、なにか大切なことをやり忘れた感じがする」という風になってくればしめたものです。

最初は10分すらおっくうに感ずる事もあるでしょう。第1回目は1分からスタートするつもりで始めてもいいでしょう。でも少しだけがんばって10分。


歯磨きを忘れないのと同じ要領で音読も

完全に習慣づけるためには、最初は何かのツールを使った方がいいかな、ということで僕が開発したのが、「自主学習実践チェックシート」です。これは毎日の英語学習の記録を取るためのものではありません。あくまで日々の英語学習の習慣を確立し、自分がやり忘れてないかをチェックするためのシートです。

毎日つけるのが基本ですが、もし付け忘れて空欄が出てもかまいません。また思い出したら忘れずにやるようにすればいいだけのことです。最終目標は歯を磨くのを忘れないように、毎日音読を忘れないようにすることです。

この表には音読に加えてもう一つ大切な学習要素である「英語を聴く時間」についても記録する欄があります。英語の聴き取りもやはり何百、何千時間単位でしか修得できませんので、これも同じようにぜひ習慣づけていただきたいと思います。

最初は耳でお手本となる英文の音声を何度も繰り返して聴いて、それを家に帰ってから声を出して音読する、というのが一番お勧めです。

聴くほうは、電車に乗りながら、車を運転しながら、など比較的細切れの時間を活用しやすいので、そういった時間の使い方の工夫で、日々の生活に取り入れるといいでしょう。

(*)もちろん、イチロー選手は実際にはもっと素振りには時間を費やしたそうですが、心がけとして「最低10分」ということ。

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